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新すみれ通信 LETTER

すみれ通信2024年2月号

災害時こそ口腔ケアが大切です!

2024年1月1日「令和6年能登半島地震」が発生しました。
災害時は、慣れない避難生活の疲れやストレスから免疫力が落ちます。
水が不足し口腔内が乾燥し、歯磨きの頻度が減ると、お口の中の細菌が増え、虫歯や歯周病のトラブルだけでなく、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクが高まります。
中でも誤嚥性肺炎は、全身の健康に影響があります。いつ起きるかわからない災害のために、日ごろから意識し、備えておきましょう。

★事前に備えておくこと

避難グッズに口腔ケア用品を入れておきましょう。

  • 歯ブラシ…使い慣れた種類の新品を入れておきましょう。
  • 液体歯磨き…水がなくても歯磨きができる液体歯磨きがおすすめです。
  • その他入れておくと安心なもの…歯磨きシート、デンタルフロス、歯間ブラシ、キシリトールガムなど。

◆入れ歯をお持ちの方

  • 入れ歯ケース…避難所には入れ歯を置く場所がないかもしれないので、ケースを忘れずに!
  • 入れ歯洗浄剤…入れ歯を清潔にたもつことが健康につながります。

※就寝中などの避難では入れ歯を忘れがちです。入れ歯がないと食事はもちろん会話にも困ります。
避難の際には『入れ歯持った?』と声を掛けあいましょう。

★災害時の口腔ケア

・唾液を出す工夫をしよう

非常時にはなれない生活のストレスから、唾液が出にくくなることがあります。唾液には自浄作用があり、お口の中を清潔に保つ働きがあります。唾液腺は耳の前やあごの周り、舌の下にあります。両手の指の腹を押し当てて、優しく円を描くようにマッサージしましょう。また、ガムをかんだり、人とおしゃべりをしたりすることもおすすめです。

★水がないときの歯磨き

・少ない水で歯を磨く方法。

① 約30ml(大さじ2杯程度)の水をコップに準備する。

② 水で歯ブラシをぬらして歯磨きをする。

③ 合間に歯ブラシの汚れをティッシュなどでふき取る。

④ コップの水をすこしずつ含み、うがいをする。

◆歯ブラシがないとき

食後に少量の水やお茶でうがいをする。

ティッシュやハンカチを水でぬらして歯の汚れを取る。